真彩さんは何を語るのか?ブラジル行く前にいろいろ聞いてみた

落合真彩選手(※以降、真彩)はフレスコボール女子ランク1位であり、ライターとしてもプレイヤーインタビューをおこなっております。

真彩のインタビューnoteはこちら

そんな彼女ですが、こんなツイートを先日見かけました。

 


いやいや待てよ、と。

真彩本人のインタビューはない。

だったらブラジル前にやるしかない。

そう思い、オンラインでインタビューしてみました。

「思いやり」というよりリスペクト

2018年レースお疲れ様でした!今年特に印象に残っている出来事はなんですか?
真彩
自分のことでいうと、女子もミックスも自己ベストが出たラリーですね。悪いことは覚えていたくないので(笑)。
お台場カップの女子では、ミックスの1位すら超えて、総合2位タイ。自分たちも、ここまでのものが出せるとは…という感じでした。
今動画を見るとそんなに大したことないかなとも思うんですけど、周りが軒並み力を出し切れなかった中で、流れに飲まれずできたのは良かったなと思います。

ミックスはジャパンオープンですね。嵐さんと、意味不明なほどすごいラリーをしようと話していたので、900点という、ミックスでは誰も見たことない景色を見ることができてうれしかったです。

ミックスは確かに圧倒的でしたね!女子の方は、後半戦でスコアを上げられなかったことが悔しそうに感じました。
真彩
私の中では、日本代表としてブラジルに行くというのが一番大きな目標であって、そのための日本での結果なんですね。
それでいうと、前半戦が終わった時点でポイントを取りきってしまった(日本代表確定)というのは、ある意味で心理的に安心してしまったのはあるかもしれないです。これはそもそものレース設計にかかわることかもしれませんが。
そうですね、それは長ちゃんも言ってました(彼も前半で確定)。年間最高得点賞とかあればいいのかな?
真彩
選手自身がどこを目標とするかにもよるかもですね。枠が4~6人あるなら、1人くらい前半で確定が出るのは仕方ない気がします。ジャパンオープンの価値がダントツとかになれば、そこの優勝争いもおもしろくなりそうですよね。
大会当日までの意識の持っていき方やちゃんみえとのコミュニケーション、他心がけていることはなんですか?
真彩
なんか普通ですけど、ポジティブなイメージはすごく大切にしてますね。ある程度、自分たちはこのくらいの点は出せるだろうと計算しながら、戦略をたてて、事前に勝算を持てるように練習してます。

ペアとのコミュニケーションは、そのいいイメージを共有することと、リスペクトを持つことですかね。私の中では、「思いやり」というよりリスペクトかなと。それは誰と組むかにかかわらずです。

リスペクト重要ですね。あとは取ってくれるに違いないという信頼というか。
真彩
そうですね。信頼。ペアに対しては、一番いいところを引き出して、この人にとってのベストの点を出したいと思いながらやってます。特にミックスはいろんな人と組んだので、常にそう思ってました。
個人としての心がけはどうですか?
真彩
心がけとしては、特に今年は、個人的に、「自分は前年王者なんだ」ということを意識してましたかね。ディフェンディングチャンピオンとして、貫禄のラリーを見せるっていう意識。
そのために、たとえば同じ採点競技の内村航平選手だったり、羽生結弦選手だったらこの局面でどう考えて、どうふるまうのか、とか、「絶対王者」のメンタリティをトレースするというか、自分のなかでイメージしてました。
メンタリティをトレースするとは具体的にどうやるのでしょうか?
真彩
言い表すのが難しいんですけど、私は昔から結構やってるんですよ。
その人の動画とかを見て、臨場感を感じながら表情とかを見てると、自然とそのアスリートの心理状態がわかってきて、落ち着けるというか。すみません、これ理解できる人いますかね?(笑)
他人に憑依するみたいな?私は上空に自分をもう1人作ってそこからの視点を見てますね。メタ認知というか。なんかオカルトみたいな会話に(笑)
真彩
(笑)。メタ認知の感覚はありますね。全然関係ないんですけど、私ストレングスファインダーをやったら「共感性」が一番上だったんですよ。だから人の感情を自分のもののように感じるのが得意なのかもしれないです(笑)
ストレングスファインダー、当たりますよね。確かにそれならメンタルも強そう。
真彩
それでも、焦ることはありますけどね。練習でうまくいかないと、「やばい、だめだ」と思うことって誰でもあると思うんですけど、私は「たとえ不本意な出来でもたぶんこの点数はいけるよね」という最低限のラインを見極めて、極端に自信をなくすことがないようにペアに対しても意識してました。

私、心はかなり熱いんですよ

自分で思う、フレスコボールで上手いと思うところ、プレースタイルは?
真彩
私はとにかくプレーが地味なんですよね(笑)。身長もないし、パワーもないし。ただ、多少のボールなら、何事もなかったかのように取れるっていうのは強みとしてあるかなと思ってます。
頑張って取ってる感があると相手も「ここ取りづらいんだ」とか気を遣ってしまうけど、軽く取ってるように見えると、相手に対して「自分はちゃんと打てている」っていう安心感は与えられるかなと。
これは、そうだったらいいな、っていう願望でもありますけど(笑)
なるほど。気を気を遣わせない思いやり、と。個人的には頑張って取ってる姿も「最高だよ!」って感じて燃えますけどね(笑)まぁペアの性格次第でしょうか。
真彩
感情的な起伏はプレー中には出さないようにしてるんです(笑)。あくまで点数を出そうと。とはいえ、人への想いの強さとか熱さを持ってることはすごく大事ですよね。芝さんのプレーにいつも何かを感じさせられるのは、そういうことだと思います。
でも、ペアを組んでくれた人は感じてると思いますけど、私、心はかなり熱いんですよ(笑)
一度お台場でミックス出てますからね、熱いの知ってますよ(笑)個人的には表に出してもいいと思いますけど!観客を沸かせるのも採点競技だと思うので。
真彩
いや、別に隠してはないです!(笑)しっかりと実力を出し切るために必要なぶんを出してる感じです。
今までのスポーツ経験の中で、感情に引っ張られすぎてもいいことはなかったので。
確かに引っ張られ過ぎはよくないですよね。細かい技術でいうとどうでしょう??
真彩
アタックできる範囲が人より広いかなとは思ってます。
これ、めっちゃ重要ですね。死に玉が減ると圧倒的に点数伸びますしね。
真彩
そうですね。体の使い方を工夫しないと広範囲のアタックは打てないので、いろんな人を見ながら、自分の体にインストールしてます。
誰のプレーを参考にしてますか?海外選手?
真彩
動画よりも生で見ることが私にとってはすごく大きなことなんです。だから基本的には周りにいる日本のメンバーです。
ほんとに細かいところを見て「この人のここのさばき方」とか、「この人のこのときのフットワーク」とか、分割して参考にしてます。というか、さっきのアスリートのメンタリティの話と似ていて、じーっと眺めてると勝手に移っちゃうんです(笑)。
今年は初めて男女別にランキングが別になり、見事1位としてブラジルへ向かいますが今感じることはなんでしょう?
真彩
いろんな思いが駆け巡りまくってます(笑)。
1年前にブラジルに行ったメンバーがうらやましすぎて、何で行かなかったんだろうと悔しい思いをしたところが今年の原動力になっていたので、いよいよ行けるんだな、という気持ちです。
当時は、「仕事なんかしてらんねーよ」っていうくらい悔しかったというか、ストレスだったというか(笑)。来年は何があっても必ず行く、と思ってました。もう、尋常じゃなかった。その尋常じゃない強さの想いを、一番共有できたのがあやっぺさんだったんです。なので、一緒に日本代表としてブラジルに行けるっていうのは、感慨深いものがありますね。
あやっぺさんも言ってましたね。なにより、本気で行こうと思えば行けたのに行かなかったことを後悔したとか。
真彩
行けてたら間違いなくレベルアップできただろうと。で、タイミングよく(?)、2018年は女子の日本代表枠もできるということだったので、確実に取りに行こうと思いました。
では今回、レベルアップのために、ブラジルではどういうことを意識しようと思ってますか?
真彩
さっきも言ったように、生で見ることが私には大事なので、とにかく人のプレーを見ること。教えてもらったらいったん素直にやってみること。っていうところでしょうか。

みんながみんなの応援団

インタビューを始めてもうすぐ1年ですね。始めようと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?
真彩
自分がライターという仕事をしているので、何かの形で普及に貢献したいと思っていて。
フレスコボールにはそれぞれのメンバーやペアにドラマだったりストーリーがあるので、それを形にすることで何かの役に立つかなと思って始めました
ドラマやストーリーがあればあるほど、共感ってしますもんね。
真彩
共感てすごく大事で、応援したい気持ちになるじゃないですか。だから記事を読んで、みんながみんなの応援団になっていくと、もっと盛り上がるかなとはちょっと思ってますね。
みんながみんなの応援団。これができるのもフレスコボールの魅力ですしね。
真彩
はい。みんなは敵ではなくて、一人一人が自分と戦うというのがこの競技だと思うので。
インタビューをしてみて、印象が変わった人や面白かった裏話をそれぞれおしえてください。
真彩
印象が変わったという意味でパッと思いつくのは、道代さんですかね。思った以上にガチだったというか、お子さんを預けたりしながら時間をやりくりして練習していて、真剣にフレスコボールと向き合っていた。そこまでジャパンオープンに想いをもって努力してきたことを私は知らなかったので、意外ではありました。

裏話は、たくさんありますが(笑)。あやっぺさんのインタビューは、実は2回やってるんです。1回目の内容を書き起こしてみたら、記事にならないことが多すぎて、文字数が足りなくて。慌てて、「すみません、追加でもう一回お願いします!」って(笑)。

真彩
あと、あやみちゃんのインタビューは、本人自ら書き起こしをしてもらったんですが、涙ながらに自分が話したことを、音声で聞いて書き起こすっていうのは、地獄のような作業だったと思います(笑)。なかなか上がってこないので、催促してやってもらいました(笑)。
インタビュー以外に興味があることはありますか?
真彩
単発の記事ではなく、フレスコボールを「本(書籍)」に絡められたらいいな、とは思ってます。が、まだそんなに深くは考えてないです
やはりライティングに関わることですね。今は電子書籍ならだれでも販売できますしね。
真彩
noteのマガジン機能を使って販売というのも方法としてはありますが…まだ模索中ですね。そこまで今頭が回ってないのが現状です。

女子全体のレベルが上がっていくために

今後、フレスコボールを通じてどんな自分でありたいですか?
真彩
自分の立ち位置とか、役割を意識しながら、でも無理はしないでやっていければと思います。ライターっていう特性を生かすのもそうだし、競技者としては、引き続き高い壁であれるように。
今年はジャパンオープン勝ってないので、ここは微妙なところですが…女子全体のレベルが上がっていくためにも、自分自身が、みんなにとって登りがいのある高い壁であることが大事かなと。
確かに私とまーやは同じ日本1位でありながらジャパンオープン獲ってないからね(笑)おれは去年もだけど(笑)
真彩
ジャパンオープン優勝はもちろん目標にはなるんですけど、今年に関しては、女子の初代日本代表になってブラジルで結果残すっていう、より大きな目標に向かう過程という位置づけでしたかねー。。
まあ、3連覇がかかってたし、できることなら絶対王者のままでブラジルに行きたかったので悔しさはありますけどね!
世界でも通用できるレベルになりたいという気持ちももちろんありますよね?
真彩
なりたいというより、自分ならそれ(世界レベルになること)ができるかもしれないっていう期待はしてますね。
いろいろな国の選手を見てますが、精度面では既にかなりのレベルだと思います。
真彩
芝さんに言ってもらえるとうれしいです。海外選手と比べるとやっぱり体格もパワーも違うので、できないものはできないですけど。ただ、まったくお手上げ、という感じでもないかなと。
私たちが今回行ってプレーしてくる記録なんて、今後フレスコボールが広がっていけばすぐ日本選手にも抜かれると思うんです。でも、女子の”初代”として、その第一歩目を刻んでくることで、次に行く人の弾みになればいいと思ってます。

 

いざ出発

いかがでしたか!?

これで本当に全員のインタビューが終わりました!

これを読んで、さらに真彩を応援したくなった人が増えたら幸いです。

いよいよ来週ブラジルへ旅立ちますので、皆さま応援よろしくお願いします!!!

フレスコボールジャパンオープン2018 MIX優勝(総合4位)の動画はこちら↓↓